5味のバラエティが日常的に味わえるお弁当。今年はテーマを「テロワール/地方の特産品」とし、世界のテロワール(郷土料理や郷土の食材)を知るために、インターナショナルBENTOコンクールを開催しました。応募は一般公募で行われ、応募総数は236件。このうち海外からの応募は20件。2013年10月20日に行われた最終実技審査は、東京ガス横浜ショールームにて行われました。
審査委員
服部幸應氏(学校法人服部学園・服部栄養専門学校理事長)
三國清三氏(「オテル・ドゥ・ミクニ」オーナーシェフ)
藤野真紀子氏(料理研究家・エッセイスト)*
野崎洋光氏(「分とく山」総料理長)
浜田統之氏(星野リゾート 軽井沢ホテルブレストンコート総料理長)*
ギヨーム・ゴメズ氏(フランス大統領府エリゼ宮料理長〈M.O.F.〉)*
アンドレ・パッション氏( 「レストラン・パッション」シェフ)*
シリル・シュワルツ氏(「味覚の一週間」フランス事務局長)*
金丸玲子氏(株式会社グループセブ ジャパン)
工藤祐子氏(東京ガス「食」情報センター)
*最終選考会参加審査員
最終実技審査に残った皆さんのお弁当
審査委員長の藤野真紀子氏は「外国人のファイナリストとして参加したフランス人のアニータ・ヴァレロさんのお弁当も素晴らしかったです。ベジタリアンということで野菜だけのお弁当ですが、デザートに卵を使って味のバランスが取れていました。入賞者のお弁当はもちろん、入賞以外のお弁当も甲乙つけがたく、今日は全員が受賞したと思ってください」と講評しました。
優勝者の岡村さんは、3人の子供たちのためにお弁当を毎日作ってきました。長男にはスタミナ弁当、二人の姉妹には苦手な魚を楽しく食べられるようにしたり、いろいろな工夫を重ねてきました。「目分量で作っても、同じ味が出せるのがプロ。計って作っても、そのつど味が違うのが主婦。この違いは大きいと痛感しています。しかし、毎回味が違うからこそ、家の食事は飽きないのだと思います。これからも主婦の味で、家族のために料理を作ろうと思います」
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