活動レポート 2020年度
「味覚の授業」®は料理人、パティシエ、生産者らがボランティアで、全国の小学校の3年生から6年生を対象に、味の基本となる4味(「塩味」「酸味」「苦味」「甘味」に加え、第5の味覚である「うまみ」について教え、味覚を意識させ、食の楽しみを学ばせます。
●参加講師(料理人・生産者など) | 43人 |
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●実施校数 | 87校 |
●実施クラス | 172クラス |
●調理実習実施校 | 1校 |
●調理実習実施クラス | 4クラス |
●参加生徒数 | 5,570名 |
2020年度テーマ : 人をつなぐのは「食」
「食」は、空腹を満たすためにだけあるのではありません。生命を維持するための食は大切であることは言うまでもありませんが、それだけではないのです。
「食」は人と人を繋ぐものなのです。ともに食べることにより、家族を繋ぎます。友人たちを繋ぎます。生産者と消費者を繋ぎます。料理人と食べ手を繋ぎます。料理人同士も繋ぎます。文化の違いを乗り越えて、「食」によって互いに分かり合える存在となります。このことを忘れたくありません。
このコロナ禍にあって、個食、巣籠、出会いの減少が言われていますが、感染防止を図りながら「食」は人を繋ぐものであるということを、子どもたちに体験してもらうことが、今年のテーマです。
ミカエル・ミカエリディス氏(「シャトーレストラン ジョエル・ロブション」総料理長)より島根県へのメッセージ

こんにちは!みなさん、島根県のシェフのみなさま!
ミカエル・ミカエリディスと申します。東京のレストラン ジュエル・ロブション総料理長です。
今年は、みなさんと授業ができなくてとても残念ですが、どうぞ「味覚の授業」を楽しんでください。今日は島根県のシェフのみなさまが「味覚の授業」をしてくださいます。
私は、試食をした後のみなさんの感想を聞くのがとても楽しみです。
じゃあ、シェフ、今日はあなたの出番です!
みなさん、楽しい授業でしたか?今日の授業で習ったことは、家に帰ってからも家族のみんなと話し合いましょう。
では、ここで、私からのおみやげを差し上げます。みなさん、私のこころからの友情を!また、近いうちにお会いしましょう。

おみやげは「MERCI」と書かれたシェフオリジナルのキャンディでした。
「味覚の授業」®は15県(新型コロナウイルス感染拡大防止の観点より、小学校の判断にまかせ)89校で行われました。
港区立青南小学校 3年1組では、菊地賢一氏(「(株)レザネ・フォール」オーナーシェフ)、3年3組では、クラブ・マシュー氏(「Two Rooms Grill 」シェフパティシエ)による味覚の授業が行われました。

中央区立明正小学校3年1組2組では、坂田幹靖氏(「GINZA Kansei」オーナーシェフ)と境井智子氏(「ヴァローナ ジャポン 株式会社」 シェフ)による味覚の授業が行われました。

葛飾区立高砂小学校5年1組では、太田高広氏(「ホテルニューオータニ東京」 西洋料理バンケット統括料理長)による味覚の授業が行われました。

西葛西小学校 3年4クラスでは、永田 宏氏(元「アルバス」シェフ)、沢辺利男氏(「学校法人食糧学院」)による味覚の授業が行われました。

二之江第三小学校 3年では、山田 百香里氏(「たべもの教室 采輪」代表)による味覚の授業が行われました。

岐阜県・高山市立西小学校4年1組では、 ドミニク・コルビ氏(「フレンチ割烹 ドミニク・コルビ」 総料理長)による味覚の授業が行われました。

愛知県・玉川小学校3年では、冨田大介氏(「カルチェラタン」シェフ)による味覚の授業が行われました。


苦味ビターチョコと甘味と少し塩味のあるタルトと、ライム香るレモンのタルト甘味と酸味のタルト

愛知県・名古屋市立大宝小学校5年では、大鹿裕司氏(「ホテルプラザ勝川」総支配人) 、鈴木雅彦氏(「株式会社 名古屋キャッスル」調理本部 副本部長) 、大脇房夫氏(「リリアーヌ代表取締役)による味覚の授業が行われました。



大鹿裕司シェフによるお出汁の味噌汁、クレームブリュレのバーナーによるキャラメリゼ実演
愛知県・名古屋市立旗屋小学校3年では、 野杁良成氏(「名古屋ガーデンパレスホテル」料理長)による味覚の授業が行われました。


シェフ自ら手指消毒

愛知県・名古屋市立白鳥小学校3年1組では、日比野逸朗氏(「マリオットアソシアホテル」シェフ)による味覚の授業が行われました。


愛知県産地産地消シェフ自ら八事五寸人参を種から育てて、キャロットケーキに。

授業の終わりにはシェフから修了証が手渡されました。
愛知県・名古屋市立船方小学校3年では、大鹿裕司氏(「ホテルプラザ勝川」総支配人)、鈴木雅彦氏(「株式会社 名古屋キャッスル」調理本部 副本部長)、大脇房夫氏(「リリアーヌ代表取締役)による味覚の授業が行われました。


大阪府・大阪市立北田辺小学校4年1組・2組では、 唐渡 泰氏(「リュミエール大阪KARATO 」オーナーシェフ)による味覚の授業が行われました。


島根県・益田市立吉田小学校では、 5年1組 藤原 真樹氏(「トラットリア スタジオーネ」オーナーシェフ)・ 2組 安食 直樹氏(「セカンド」オーナーシェフ)・ 3組 志田原 耕氏(「田吾作」店主)による味覚の授業が行われました。



島根県・松江市立乃木小学校では、5年4クラスと6年4クラスで、中島一郎氏(「食彩なかしま」)・原 博和氏(「ル レストラン ハラ オ ナチュレール」オーナーシェフ)・金盛 桂氏(「レストランカフェ メリメロ」オーナーシェフ)・安食直樹氏(「セカンド」オーナーシェフ)・近藤真顕氏(「ペイナタル」オーナーシェフ)による味覚の授業が行われました。

「味覚の授業」® 参加校一覧
学校やパートナー企業のご要望に応えて会期中にさまざまなイベントを実施。
幅広い年齢層の参加者に食の体験を提供。
味覚のアトリエ@駒場 クラブアトラス× 味覚の一週間 ®
ウェビナー形式によるアトリエ “東大生へ向けての食育”
開催日時 : | 11月8日(日)17:00~ |
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開催場所 : | ルヴェソンヴェール駒場 |
対 象 : | 40名(学生30名、友の会会員10名) |
内 容 : | 「シェフと二人三脚で創る小さくて強い持続可能な漁業」 ~おいしい対馬の魚の料理付き 銭本慧氏(フラットアワー代表)による講演 伊藤文彰シェフ(「ルヴェソンヴェール」オーナーシェフ)による厨房からの料理講習 宅配の料理を食べながら質疑応答 |
ナビゲーター : | 村松真理子氏(東京大学教授) |
参加費 : | 学生 ¥1,000 / 一般 ¥4,000(配送費込み) |
定 員 : | 学生 40名 / 一般 定員なし主催:東大駒場友の会 |
共 催 : | 「味覚の一週間」® 実行委員会、ルヴェソンヴェール駒場 |

合同会社フラットアワー代表・銭本 慧氏
1984年3月大阪府吹田市生まれ、兵庫県明石市育ち。
長崎大学水産学部卒業、東京大学大学院新領域創成科学研究科自然環境学専攻
(環境学博士)。長崎大学日本学術振興会特別研究員(PD)を経て、2015年4月に対馬に移住。2016年4月「持続可能な水産業の実現」をミッションに合同会社フラットアワーを設立(代表社員)。

「ルヴェソンヴェール」オーナーシェフ・伊藤 文彰氏
1960年京都府出身。洋食レストランを営む家庭で育ち、兄、弟と共に家業を継ぐ。
1989年「ルヴェソンヴェール京都」を経て渡仏、パリの料理学校で学び、アルザス地方で研鑽を積み帰国。2000年「ルヴェソンヴェール本郷」オープン。2016年フランス農事功労章シュヴァリエ受章。フランス人シェフや食材生産者を招いての賞味会やワイン会、料理講習会やセミナー、フランス大使館でのチャリティー、食育などのイベントなどに幅広く活動している。
東京ガス株式会社とともに著名シェフによる「味覚の授業」と調理デモンストレーション。
※新型コロナウイルス感染拡大を受け、中止となりました。
インターナショナルBENTOコンクール(ONIGIRI)
※新型コロナウイルス感染拡大を受け、中止となりました。
NHK 松江放送局「しまねっと610」


TSK(山陰中央テレビ)「newsイット」

マーブル(山陰ケーブルビジョン) 「まるまる松江」

石見ケーブルビジョン 「スタジオ103いわみ」

広報 春日井 2021/1月号

「おいしい信州ふーど」


島根県 浜田市立三階小学校

島根県 松江市立乃木小学校

宮崎県 宮崎市立赤江小学校

島根県 出雲市立四絡小学校

ミカエル・ミカエリディス氏の動画によるメッセージへ島根県の児童からフランス語で御礼が届きました。

授業テキスト

感謝状の作成

島根県の感謝状